タイプに合わせてデザインしたい1
デザインの勉強もしていないのに突然担当になっちゃって、センスの問題でしょうか。自分でステキなリーフレットを作りたいと思っても、時間もかかるしどうしたらいいのでしょう。
デザインはセンスだけの問題ではなく、「このタイプにはこのデザイン」という傾向・共通点がありますので、それを活用しデザインすることで、時間も短縮された上にタイプにあったデザインができます。
リーフレットを作るとして、簡単に覚えられる一例を「デザインレイアウト」「文字、写真のジャンプ率」「フォントの選び方」「色の組み合わせ」「色のコントラスト」で見ていきましょう。
1. デザインレイアウト
まずはデザインレイアウトです。デザイン制作に慣れていないと、しっくりくるまであっちに置いたりこっちに置いたりして時間ばかりかかり、もとはどんなデザインにしたかったのかも忘れていやになってしまうことありませんか?デザインにはタイプがあることを知ることで、時間の短縮、ストレス解消にもなるかもしれません。
大まかに「かたい、マジメなタイプ」「楽しくポップなタイプ」「女性的、高級なタイプ」の3つのタイプのレイアウトをご案内します。
かたい、マジメなタイプ | 四角やグリッド(格子)を意識してレイアウトします。要素はまっすぐで、本文は左揃えです。方眼紙のマスを埋めていくイメージで作るとやりやすいかもしれません。 【ポイント】四角、グリッド、左揃え、理論的、マジメ |
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楽しくポップなタイプ | 要素を斜めにしたり、大きさを変えてみることで、楽しさや動きが出てきます。マジメさからは離れます。 【ポイント】斜め、大きさいろいろ、動き、楽しい、ポップ |
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女性的、高級なタイプ | 余白を十分にとり、要素と要素を離して真ん中揃えにします。文字も真ん中揃えもありです。 ただ単純な殺風景な余白にならないよう、要素の大きさを調整し、味のある余白にしましょう。 【ポイント】余白、真ん中、女性、高級 |
いかがでしたでしょうか。 マジメな感じだけどちょっと高級感という場合には、グリッドタイプで基本つくり、余白を気持ち多めにするとできあがります。そういう組み合わせも基本的なレイアウトを知っておくことで可能となってきます。
(2014年1月1日公開)(文:プロデューサー/デザイナー 廣田 智江)
「タイプに合わせてデザインしたい」
四角や丸を並べただけでも、雰囲気が変わるんですね。これをポイントに自分で作りたいと思っているタイプに合わせてレイアウトしてみます。